●年金とどう向き合うか? 「払ってる?!」と啖呵を切っていた人まで払っていなかった…そんな年金制度の行方が気になるところですが、払うべき払わないべきを問う前に、年金について簡単にご紹介しましょう。年金制度とは、全国民加入の基礎年金をベースに、サラリーマンなら厚生年金、公務員なら共済組合がその上乗せとなっているんです。現在、65歳から支給されている年金は、確かに老後生活の支えとなっていて、「有り難いですね〜」と喜ばれるお年寄りの声もよく耳にします。また年金は物価に合わせて年金額の改善を図るほか、5年ごとの財政再計算期には、生活水準に応じて、年金額の改定を行っている…とはなっていますが、そのためには、現役世代が必ず加入することから始まりますよね。
でもこの制度そのものを疑問に思う人が多く、国民の4割が払っていない…なんてことになっています。現状では老後を「年金」だけでまかなうのは経済的に不安?! そう感じて当然でしょう。そこで民間企業の任意保険を組み合わせて自分にあった年金を見つけることも一考ですよね? ●年金の世代格差って何? 2月23日のニュースで厚生労働省は、「年金改革法案」で負担と給付が世代・世帯別でどう変わるかの試算を公表しました。厚生年金世帯(40年加入の会社員の夫と専業主婦)で、本人が納めた保険料の何倍を老後に年金として受け取れるかを示す倍率が出されたのです。それによると、1935年生まれの(69歳)のハツラツAおじいちゃんの8.3倍に対し、1985年生まれ(19歳)のイケメンBさんは2.3倍と4倍近くの格差が生まれることがわかりました! そこで政府は今国会提出の年金改革法案で、厚生年金の保険料率(現在は年収の13.58%を労使折半)を毎年上げ、2017年度以降は18.30%で固定し、それに合わせ給付額も抑える新方式を導入しました。高齢者の年金受け取り額を緩やかに下げ、少子高齢化で重くなる若年世代の負担増を和らげるそうなんですけども…、ねぇ? その他にも、国民年金加入で、生涯を専業主婦で老後を迎える白金や芦屋のマダムも、一生涯を町工場で労働をした主婦も同額の年金を受け取ることになるなど、現状は専業主婦に優遇されているのがホントにいいのか、悪いのか…実に問題が山積みです。
●年金の確実な増やし方!? 国民年金の老齢基礎年金は65歳から受けるのが基本ですが、希望すれば、66歳から70歳までの希望する年齢から年金を受けることもできます。65歳になった月から繰下げの申し出を行った月の前月までの月数に応じて1ヵ月増すごとに0.7%ずつ高くなります。生年月日により、最大毎月の支給額が188%になる人もいるので銀行に預けるよりもお得で(死ななければ)確実に増やすことができます。(社会保険庁HP参照)また、夫婦で加入している場合、ご主人の年金を支給してもらいながら、奥様の年金を繰り下げて受給してもらうなど、経済状況にあわせて使い分けることができます。
逆の話ですが、本人が希望すれば60歳からでも年金をもらうこともできます。この場合はもちろん、65歳から受け始める年金額から毎月0.5%ずつ減額されます。早いが得か、遅いが得か…。でも、この繰上げや繰り下げのお話も年金受け取り年齢が60歳から65歳に切り替わったため、まだ旧法がいきている措置であって、19歳のイケメンBさんには当然関係ないお話です。