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第105回<初心者が陥りやすい負けパターン〜多くの通貨ペアを一度に取引する>

 

先週(2008年7月14日〜7月18日)のドル/円は、106円台で寄り付いた後、急激に値を下げ、一時103円台まで下落しました。しかしその後反発。ドル買いが活発化し、106円台後半で引けました。今週に入ってからは、一時107円を超える場面もみられましたが、その後は上値重く106円台で推移しています。


週前半は、米金融機関の経営が不安視されたことや、米国株が伸び悩んだことなどが、ドル売り材料となりました。週後半は、原油が大幅に下落したことを背景として米国株が急反発したことがドル買いにつながった模様です。


さて本レポートでは、数回にわたって初心者が陥りやすい「負けパターン」を紹介しています。今回は、一度にたくさんの通貨ペアを取引する、という負けパターンについて考えてみたいと思います。


ときどき「数打ちゃ当たる」の発想で、取引する通貨ペアを増やしていくトレーダーを見かけます。複数の通貨ペアを持っていれば、損失を出す通貨ペアがあっても、他の通貨ペアの利益で相殺されるという考えなのかもしれません。


もちろん、複数の通貨ペアを持って、リスク分散を試みるという手法はあります。
しかし、相場分析もきちんとせず、やみくもに通貨ペアを増やしても、管理ができなければ分散投資の意味はありません。それどころか、かえってリスクを増大することにもなりかねないのです。


特に、通貨の特性をよく理解しないまま、「今上げ基調だから」「なんとなく儲かりそうだから」などという理由で取引するのは非常に危険です。
また、取引する通貨ペアを増やし過ぎると、ともすれば行き当たりばったりの取引になり、不要な損失を抱えたり、利益を得るチャンスを逸したりする可能性が高くなります。
特に初心者のうちは、1つか2つの通貨ペアから始めるほうが無難です。取引通貨を増やすのは、FX取引にある程度慣れて、それぞれの通貨の特徴等に精通してから行うほうが賢明だと言えそうです。

 

参考文献『外為FX失敗に学ぶ成功の法則 』(宮崎哲也著、秀和システム)
    『これを知らずに外貨投資・FXやってはいけない』拙著・テクスト刊 
    『外為FX 買い時・売り時がわかる本』拙著・秀和システム刊
    『わかる!!儲かる!!外貨投資FXのしくみ』拙著・ナツメ社刊

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