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第100回<初心者が陥りやすい負けパターン〜判断材料に偏りがある〜

 

先週のドル/円は、105円台で寄り付き、いったん104円台まで下げたものの、その後は堅調に推移し、一時106円台をつけました。しかし週末に再び反落、105円前後で週を終えました。ただし、今週に入ってからはドル/円は急反発し、106円台後半まで上昇しています。
先週は、米大手銀行のCEO(最高経営責任者)の辞任や米大手証券の追加損失報道などによる金融不安も根強く、ドルの上値重い展開が続いていました。しかしバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長がその発言でインフレリスクを強調したことやその他の当局者が(ドル買い)介入を示唆するタカ派的な発言などを受けて、ドル買い優勢の展開となっているわけです。

さて本レポートでは、数回にわたって初心者が陥りやすい「負けパターン」をご紹介しています。今回は、初心者の負けパターンのひとつである「判断材料の偏り」について考えてみたいと思います。

相場は、ただ1つだけの材料ではなく、様々な要因が複合的に絡み合って動いています。先週もバーナンキFRB議長のドル安けん制発言などのドル買い材料と米大手銀行のCEO辞任といったドル売り材料が市場に混在していました。

一概には言えませんが、一般に初心者はこのように強弱の材料が混在している際に、「自分の読みに都合のよい材料に偏った売買判断を行う」傾向にあります。
例えば「バーナンキ議長がドル安けん制をしているなら、ドルは上がるぞ」とほかの材料を軽視して買いに走るわけです。しかしその一方で米大手銀行のCEO辞任等による金融不安も根強く残っているので、いつ相場が反転してもおかしくないわけです。
このようなときには、いったん様子を見るか、ポジションをもつにしてもサイズを小さめにするなどの配慮が必要です。

また相場は、ファンダメンタル要因(経済、政情、天候など)だけではなく、テクニカル要因で動くことももちろんあります。したがって売買のタイミングは、両方を組み合わせて判断すべきです。テクニカルの指標は多くを使う必要はありませんが、できれば2〜3種類は使えるようにしておくとよいでしょう。

 

参考文献『外為FX失敗に学ぶ成功の法則 』(宮崎哲也著、秀和システム)
    『これを知らずに外貨投資・FXやってはいけない』拙著・テクスト刊 
    『外為FX 買い時・売り時がわかる本』拙著・秀和システム刊
    『わかる!!儲かる!!外貨投資FXのしくみ』拙著・ナツメ社刊

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