kabuoonトップ > 外為FX徹底比較 > 宮崎教授の外為FX講座

第85回<利上げ後の「利食い売り」に注意!

 

 先週(2008年2月4日〜8日)のドル/円は、106円台〜107円台で推移しました。
米ダラス連銀のフィッシャー総裁が、このところFRB(米連邦準備理事会)が景気対策として積極的に行っている利下げが、インフレを促進させる可能性がある、との見解を示したことなどがドル買い材料となったようです。

 ところで、先週5日にRBA(豪州準備銀行)が利上げを決定しました。通例、利上げが決定された国の通貨は買われる傾向にある、というのがFXでの「常識」となっています。
しかし、今回のRBAのケースは、少し様子が違っていました。
RBAが利上げを発表した当時、豪ドル/円は96円台で推移していましたが、利上げ決定後に豪ドル買いが先行する展開となりました。しかしその後は上値重く、大幅に上昇できないまま、翌日には一時94円台まで下げてしまったのです。

 このように、「利上げ」が実行された場合、一時的にその国の通貨が買われても、その後に投資家の「利食い心理」、つまり少しでも上がったところで有利に決済したいという心理が働くため、このような動きになることがあります。

 また相場には、「噂で買って事実で売る」という格言があります。政策金利を例に取れば、市場に浮上する利上げ観測が「噂」、実際に政策金利が引き上げられることが「事実」です。
政策金利の決定前は、さまざまな思惑や要人発言などを受けた「噂」を織り込みながら相場が上昇します。しかし実際に利上げが決定されて、「噂」が「事実」となってしまった時点で利食い心理が働き、売りが進むというわけです。

 政策金利発表や米国の雇用統計など大きなイベントは、こうした傾向が比較的強いようです。結果のみに注目するのではなく、その前後の動きも注視する必要があるでしょう。

  参考文献:『これを知らずに外貨投資・FXをやってはいけない』(拙著、テクスト発行)

  • My Yahoo!に追加
  • Add to Google
  • 本サイトはYahoo!Japanの「外国為替証拠金取引」カテゴリに登録されております。
おすすめサイト一覧
FX比較 ネット証券比較 日経225先物徹底比較 保険広場 仕事広場 キャッシング比較cashingmoney キャッシング比較cashing-now 外国為替FX くりっく365 ネット証券会社 日経225 家族葬