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第53回:<FXの買い時、売り時をつかむ!16 貿易収支編>6月19日更新

今回は、貿易収支について解説したいと思います。
貿易収支は、その国の輸出額(国内に入ってきた金額)から輸入額(国外に出て行った金額)を差し引いたものです。

日本を例にとって考えた場合、基本的に貿易収支が黒字の場合は円高要因となり、円が買われる可能性が高まります。一方、貿易収支が赤字の場合は円安要因となり、円が売られる可能性が高まると考えられます。

貿易収支が黒字だとなぜ円高要因となるのか、そのメカニズムについて考えてみましょう。
貿易収支が黒字であるということは、日本の製品やサービスが海外に売れていることを示します。日本の製品やサービスが海外で売れれば、その対価として海外から日本に多くの外貨が流れ込みます。しかし外貨で支払われた場合、その通貨は日本国内での支払いには使えませんので、最終的に日本円に換金されることになります。この時点で日本円の需要が増加するため、円高につながる可能性が高まるというわけです。

貿易収支は、通貨の需給関係に直接関わってきますので、為替相場に対して特に深く影響すると考えられます。ただし、貿易赤字が膨らむ一方の米国とは対照的に、日本は貿易黒字国であるためか、日本よりも米国の貿易収支が発表されたときのほうが、為替相場へのインパクトが比較的大きいようです。
ちなみに、2005年12月、米国の貿易赤字が過去最大(当時)となったことを受けて、ドル/円が、発表直後からわずか3時間程度で1円以上急落したことがありました。
このように、貿易収支の結果によって相場が急激に動くこともありえますので、貿易収支は常に注視しておきたい数値のひとつと言えるでしょう。
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